【150-170BPM】心肺機能を高めるカーディオトレーニングに最適なモチベーション楽曲リスト
はじめに
カーディオトレーニングは心肺機能の向上や脂肪燃焼に効果的な運動です。その効果を最大限に引き出し、トレーニングの継続をサポートする上で、音楽は非常に重要な要素となります。特に、楽曲のテンポを示すBPM(Beats Per Minute)は、運動強度やリズムの維持に直接的な影響を与えます。適切なBPMの音楽を選択することで、より効率的に、そして快適にトレーニングに取り組むことが可能になります。
本記事では、心肺機能の向上を目的としたカーディオトレーニング、例えばランニングやエリプティカル、ステップ運動などに最適な、150BPMから170BPMの範囲に焦点を当てます。このBPMレンジの楽曲は、多くの成人の運動時心拍数をサポートし、一定のリズムを保つためのペースメーカーとして機能します。このレンジから厳選された、モチベーション向上に繋がる楽曲リストをご紹介いたします。
150-170BPMレンジがカーディオトレーニングに最適な理由
150BPMから170BPMというテンポは、中強度から高強度のカーディオトレーニングにおいて、いくつかの点で有効です。
- ペースメーカー効果: このBPMレンジの一定したビートは、ランニングやサイクリングなどのリズム運動において、自然なペースを維持するのに役立ちます。ビートに合わせて身体を動かすことで、運動の効率を高め、不必要なペース変動を防ぐことができます。
- 心拍数との関連: 多くの成人にとって、このBPMレンジは運動中の目標心拍数帯域(カルボーネン法などで算出される最大心拍数の60〜80%程度)を体感的にサポートするテンポと一致しやすい傾向があります。音楽のリズムが心拍数を意識させ、適切な強度での運動を促します。
- 集中力と持続力の向上: 疾走感や力強さを感じさせるこのテンポは、トレーニング中の集中力を高め、疲労感が現れてきた後半でも粘り強く運動を継続するための精神的な支えとなります。
- 気分の高揚: エネルギー溢れるサウンドが多く、運動に伴う身体的なつらさを軽減し、前向きな気持ちでトレーニングに取り組む助けとなります。
厳選!150-170BPMカーディオ向けモチベーション楽曲リスト
ここでは、心肺機能を高めるカーディオトレーニングに特におすすめの、150BPMから170BPM前後の楽曲を厳選してご紹介します。
1. Fall Out Boy - My Songs Know What You Did in the Dark (Light Em Up)
- アーティスト名: Fall Out Boy
- 楽曲名: My Songs Know What You Did in the Dark (Light Em Up)
- BPM目安: 152
- 効果的な理由: 力強いドラムビートとエネルギッシュなボーカルが特徴です。特にサビに向けてビルドアップしていく展開は、トレーニング中のエネルギーを高め、次のセットやペースアップへの推進力を与えてくれます。シンガロングしたくなるようなキャッチーなメロディも、気分を高揚させるのに役立ちます。
- 推奨シチュエーション: ランニング中のペース維持、エリプティカルでの一定負荷トレーニング、HIITのインターバル中のアクティブレスト。
2. Paramore - Misery Business
- アーティスト名: Paramore
- 楽曲名: Misery Business
- BPM目安: 168
- 効果的な理由: 速いテンポとヘイリー・ウィリアムスのパワフルなボーカルが、トレーニングに強い勢いを与えます。パンクロックを基調とした疾走感のあるサウンドは、心拍数を素早く上昇させ、高強度の状態を維持するのに適しています。挑戦的な歌詞も、限界を乗り越えるモチベーションに繋がるかもしれません。
- 推奨シチュエーション: スピードを意識したランニング、エアロバイクでの高回転ペダリング、縄跳びなどのリズム運動。
3. The Weeknd - Blinding Lights
- アーティスト名: The Weeknd
- 楽曲名: Blinding Lights
- BPM目安: 171
- 効果的な理由: 80年代シンセポップを彷彿とさせるサウンドと、ドライビングなビートが魅力です。少しBPMは高めですが、非常にリズミカルで聴きやすく、長時間のカーディオでも飽きさせない中毒性があります。夜間のトレーニングでも街を駆け抜けるような爽快感を感じさせてくれます。
- 推奨シチュエーション: 屋外やトレッドミルでのミドル〜ロングラン、ステップエクササイズ、アップテンポなウォーキング。
4. Eminem - 'Till I Collapse feat. Nate Dogg
- アーティスト名: Eminem
- 楽曲名: 'Till I Collapse feat. Nate Dogg
- BPM目安: 172
- 効果的な理由: 強烈なライムとネイト・ドッグの力強いフックが特徴の、まさに「限界まで追い込む」ための楽曲です。この高いBPMは、トレーニングの終盤や最もつらい局面で、もう一歩踏み出すための内なる力を引き出してくれます。自分自身を鼓舞したい時に特に効果的です。
- 推奨シチュエーション: カーディオトレーニングのクライマックス、インターバルトレーニングの高強度フェーズ、自己記録更新を目指すランニングの終盤。
5. Kendrick Lamar - HUMBLE.
- アーティスト名: Kendrick Lamar
- 楽曲名: HUMBLE.
- BPM目安: 150
- 効果的な理由: 印象的なピアノリフとタイトなビートが作り出す独特のグルーヴが、トレーニングに集中力とリズムをもたらします。ケンドリック・ラマーのラップは力強く、内省的な要素も含みつつ、自己肯定感を高めるような響きがあります。150BPMというテンポは、高強度すぎず、しかししっかりと運動強度を維持したい場面に適しています。
- 推奨シチュエーション: 一定ペースでのランニング、ローイングマシン、グループフィットネスでの有酸素パート。
楽曲活用のためのアドバイス
ご紹介した150-170BPMの楽曲は、単体で聴くだけでもモチベーションを高めますが、プレイリストとして連続して再生することで、トレーニング全体を通じて一定のリズムと高いエネルギーレベルを維持することができます。
- トレーニング時間に合わせて、複数の楽曲を組み合わせてプレイリストを作成する。
- インターバルトレーニングの場合、高強度パートにBPMの高い曲、アクティブレストに少し落ち着いた、しかしリズムのある曲(このBPMレンジ内でも選択可能)を配置する。
- ウォームアップやクールダウンには、これより低いBPMの楽曲を選択するなど、トレーニングのフェーズに合わせて音楽を切り替えることも有効です。
まとめ
心肺機能向上を目指すカーディオトレーニングにおいて、150BPMから170BPMという特定のテンポレンジに焦点を当てることは、トレーニング効果を高めるための具体的な戦略となり得ます。このレンジの楽曲は、適切な運動ペースの維持、心拍数のコントロール、そして何よりもトレーニングを継続するための精神的なモチベーションの向上に貢献します。
今回ご紹介した楽曲リストが、皆様のカーディオトレーニングにおける新たな刺激となり、目標達成への一助となれば幸いです。様々な楽曲を試聴し、ご自身のトレーニングスタイルや好みに合った「最強のパワートラック」を見つけてください。